iPhone 2週間での雑感

キャンペーンにのっかった後発ユーザーだが、現在の率直な感想を書き留めておきたい。

いいところは沢山あるので、特に記載しない。以下は懸念された事項について。

文字の打ち込み問題

従来のケータイユーザーからは、必ずといっていいほど「打ちにくそう」という感想がもれる。確かに初心者には打ちにくい。しかし、従来の物理的にボタンを押し下げる方式のケータイだって、新品を購入してしばらくは、そのボタンの大きさや配置間隔の違いによって、違和感がつきまとうはずだ。それでも、熟練によってメール打ちの速度はかなり向上する。
iPhoneのタッチ入力もまたしかりであり、熟練によって高速で入力しても打ちミスが少なくなってくる。
さらには、QWERTY方式であるから、2打で1文字打ち込めるので、「O」を母音にもつ字を打つために5打しなければならない日本のケータイよりも有利だ。ここまでは、スマートフォンと同じ。
極めつけは、物理的にボタンを押し下げる、その0コンマ数秒のタイムロスとエネルギーロスを防げるために、タイピングの速度は神の領域に近づくとともに、学習によって洗練された変換機能が、画面タッチの一発で指定できるという効果を発揮して、もうなんだかわからないことになっているw

アドレスデータの移管問題

はじめは、ドコモケータイのデータを変換して、ということを考えたが、ドコモケータイは8年にわたる人物データの蓄積によって、明らかに今後連絡を取ることのない人物などで溢れており、これらをiPhone先生に移管するなど全く意味のないことのように思われ、むしろここは思い切ってリフレッシュしようという思いにかられた。
このことは、ドコモ→iPhoneの問題というよりはむしろ、自分自身の人間性の問題であって、iPhone Tipsとして記載すべき内容ではないように思えるw
そこで、ドコモケータイのアドレスちょうを見ながら、googleコンタクトに手打ちしていった。こんな非効率的な作業をするのはばかげているように思えたが、めんどくさいがゆえに、選択は進みかなりスリム化された。作業は30分程度で終わった。いかに友人の少ないことかw

赤外線問題

iPhoneは赤外線通信が出来ない。この点はかなり馬鹿にされる。しかし代替手段としてQRコードを読ませるという手がある。例えば「メールしてね」などの各種アプリによれば、自分の情報をQRコードにして表示し、相手にバーコードリーダで読ませるだけで、相手にデータを送ることが出来る。

普及について

現在の日本のケータイ環境では、iPhoneが多数派になることはまずないと思われ。社会全体が、あのパカパカのケータイに優しいように出来ているようにすら感じるというか。iPodがMP3プレイヤーの大半であるのとは対照的。
なので、しばらくはマイノリティな優越感ゲームに浸れるガジェットかと思います。