「石の花」を読んで、「はてなパルチザン」になればいい。

はてなパルチザンはともかく、「石の花」は面白いです。
単行本で「20世紀少年」を集めてるという程度のマンガ好きの人は、こういうマンガを読むと世界が広がると思います。
石の花(1)侵攻編 (講談社漫画文庫) 20世紀少年 19―本格科学冒険漫画 (小学館プラスワン・コミックシリーズ)
なんで20世紀少年を引き合いに出したかというと、石の花の愛蔵版の帯には、浦澤直樹が坂口尚に影響を受けました的な事をコメントしていたからで、無関係ではありません(と思う)。初期の浦澤の絵は坂口尚の影響は見られると思います。
で、このマンガは第二次大戦のときのユーゴスラビアパルチザンの話です。
平和な日々を送っていたクリロという少年が、戦争に巻き込まれ、パルチザンに参加するというのがメインストーリーです。ビルドゥングスロマンです。
かなりの量の資料を参照していて、精緻に描きこまれています。村上龍メソッド的です。
ジブリオネアミスが好きな人は、けっこう気に入るかもしれません。
ていうか「はてなパルチザン」てなんだよ?