イン・ザ・プールから空中ブランコへ

イン・ザ・プール (文春文庫)

イン・ザ・プール (文春文庫)

空中ブランコ

空中ブランコ

すごいズルズルですよ。「時効警察」⇒三木聡つながりで映画「イン・ザ・プール」⇒そして原作の小説「イン・ザ・プール」⇒続編で直木賞作「空中ブランコ」まで来てしまいやがった。時効警察から直木賞。どうでもいいけど。
あんまりこういうのは読まないのでなんともいえないけど、精神科医の伊良部一郎のキャラでぎりぎりもってて読ませる感じ。基本的には毎回いろんな精神病患者が現れては伊良部が解決していくというルパン的な連作短編。ルパンでなくてなんだっていいんだけど。
映画を先に見てしまったので、伊良部一郎はもう松尾スズキ以外ありえない。でも原作では伊良部はトドみたいに太っているので原作を先に読んだ人にとっては松尾スズキはありえない。卵が先か鶏が先か。
個人的には原作の「トド伊良部+ポルシェ」よりも映画の「松尾伊良部+ランエボMR」押せ押せで。