電気科、SEネガティブキャンペーン、でも勤務は東京でという欲望。

「SEはイヤ」な学生

うちの研究室でまだ就職の決まってない学部生に限って「SEはイヤです。」と言っているような気がする。おそらくその根拠は「SEは激務」という噂からだろう。本当のことはわからないが、学生の間で共有できるSEのイメージとして「激務、高給、35歳定年、一体何の仕事してるかよくわからない。」という感じだと思う。自分もよくわからないし。SE希望で就活する学生がどれほどガクガクブルブルしているかは以前書いたが、きっとそんなやつの方がまだ覚悟みたいなものがあって、嫌SE流の学生たちのお金より時間が大事という考えが、やるきの無さとして面接など影響してしまうのかもしれない。

SEネガティブキャンペーン

今はどうだか知らないが、前年まではウチの大教授が就職担当としてSEネガティブキャンペーンを結構やっていたと思う。たぶん大先生は「ITのSE」くらいのテキトーな認識しかないだろうし、電気科としても就職先に占めるSEの割合が結構デカくなってきていることが好ましくなかったからだろう。必死に「電気科はものづくりしてなんぼです」と訴えていたような気がする。気持ちはわかる。

勤務地は東京で

電気科は就職率はいいが勤務地はだいたい僻地というのが難点で、贅沢な悩みかもしれないが無視できない問題である。そこんところSEは比較的首都圏に勤務できるという点で魅力的ではある。だが、SEがイヤで東京勤務志望の学生たちは、その選択肢もとれないわけで、なかなか就職が決まりづらいということか。
そういう学生は首都圏の設計開発職を狙っているようだが、個人的にはそれだってすげえ激務なんじゃないの?とか思う。だからまだ無い内定で東京勤務希望の学部生にはぶっちゃけSEになるしか無くない?とかテキトーなことを言っている。