短答の問題を解くってのは

記憶の中の条文データベースを参照、といいたいところだけど、初学者的には慣れてる部門(拒絶とか)以外は番号すらも出てきづらくて、実際には参考書なり受験期間のテキストの内容を参照している感がある。だから、○×はわかっても根拠を返せない。そんなでは論文とかに応用できないので、答えの根拠として何法何条何項を返したいだろうそうだろうというところ。
つまり、現状は参考書とか予備校テキスト的なものを「学習データベース」と呼ぶとして、実際にはそこから成否とかを判断して、さらに「条文データベース」で言えばこういう論理だからって出力するわけ。
つまり情報伝達はこのようになるのです。

問題文→学習データベース→出力(まあ根拠条文も言えるかも程度)

こういう状態(初級状態)をレベルアップして以下のようにするのが(中級状態への)のフェーズシフトなのかと考えた。

問題文→条文データベース→出力(まあ学習経験を参照もするよ程度)

つまり問題文を読むと、含むキーワードに脊髄反射して条文が出てきてしまうという。カンタンな例でいうと、職務発明と聞くと特35条キタコレみたいな。
だから必要な記憶というのは、35条と聞いて職務発明を思い出すのではなく(そういう問題もあるから必要だけど)、職務発明と聞いて35条を思い出すみたいな。
さらに言うと、問題の題意から脳内検索がかかって各条文がヒットするといえばいいだろうか。

↑のような第三者が見たらよくわからないような思いつきを思いつくまでは、条文を覚えるときはまず、番号→見出し→内容(主体客体時期手続等)と思っていたけど、実際は文章と番号の往復運動となるし、

問題文とは条文と類似した文章

類似の文章の単語を拾って正規の文章(の座標)を検索して返す

類似の文章と正規の文章の一致点相違点比較

それで答え出力となるのだから、そういった脳内の動きを擬似的に再現したようなデータベースを構築してみる、というのは有効だと思う。

それをただ、間違い探しだといってしまえばそれまでだが、黙々と時間をかけて過去問を解くという悪循環にはまってしまわないためにも、こういう視点を持つのがいいと思うんだけど。

これ以上は先に進まなそうなのでこんなもんで。