集合知特許というものを考えてみたりしたが

 ちょっと語弊があるところだけど。
 パテント・コミュニティ・レビューというものがすでに知られている。要は、審査官一人の能力では覚束ないから、当業者が沢山集まってツッコミをいれようよという話なんだけど。
あるいは、パテントプールみたいなものが知られている。お金を払えばプール内の特許が自由に使えるというやつ。
 じゃあ、これを発明が完成した後じゃなくて完成する前にやってみようよ、ということだけなんだけど。何か、沢山のプレーヤーがwikipediaを編集して完成させていくように、特許できねーかな、みたいな。
 と言うのも、ボツになったアイテムがあって、それをそのまま捨て置くのは勿体ないので、技術者全員が見れるようにして野ざらしにしておいたら、誰かがまた種を蒔いて、みたいにしてにゅるにゅるっとよくわかんないモノができたら面白いと思ってるんだけど、製造メーカーとかだとテリトリー意識が強すぎてそういうことは起こりそうにないから。また、しょうもない発明が上がってきたときに、総ツッコミによるチェック機能にもなるし。
 勿論、この話は1つの会社内だけのやりとりとして秘密にすることで新規性を確保する。だから厳密にはコミュニティレビューとかオープンソースとかとは規模が全然違うわけだけど。
 とか、どこかで聞いたような話を特許に応用できないか考えてみたりしている。もうどこかでやってるかな?ただ、これをやると、「発明者は誰だ?」っていう持分的な問題が発生して萎える。発明者30人とかになってしまう。
 それでも30人特定出来ればまだマシで、特定が不可能な場合もあると思う。それって、2ちゃんのAAやスラングを誰が使い出した?っていうのとちょっと似ている。