あだち充による、あだち充のパロディ-クロス・ゲーム

あだち充先生には毎回ダマされています。別にいいんですけど。
野球の話じゃないと、まず続かない。新作が出たな、と思ってもすぐ終わっちゃったりして。最近で一番ヒドいのは「いつも美空」というやつ。
いつも美空 (1) (小学館文庫)
すげえ、もう文庫になってやがる。ていうか名作扱いですか?さすがだ、あだち大先生。

そういう、読んだあとに「コレはなんだったんだ?」と思うような作品はおいといて、今回は長編の匂いがします。理由は、単純に野球の話っぽいから。
クロスゲーム (1) (少年サンデーコミックス)
出ました、新作クロス・ゲーム
結局、先生は野球を介したラブコメしか書けないのです。

えーと、面白かったのは自分自身のパロディ満載なところです。これまでもそういうところはあったんですけど、今回はバッチリ決め込んでます。

例えば…

  • ヒロインの実家が喫茶店
  • 幼馴染
  • DOORS
  • ヒロインのお母さんはすでに亡くなっている
  • 「千川」北小学校
  • 酒屋
  • ヒロインがいきなり○○○○○。

なんて言うんでしょうか、いわゆる「逆タッチ」です。やられました。
あー、続きがはやく読みて。