文芸誌の記事バラ売りいいなーと考えたけど

文芸誌を読んだりしていると、「この記事読みたいけど、この本を買うほどではない。」というようなことが毎回あって(それは普通の雑誌でも同じことだけど文芸誌は高いので)、群像と新潮と文学界でどれが「買い」かみたいなことになるわけです。
そういうときに、記事を自分でカスタマイズして買えれば、それはいいなあということだけれど多分それでは出版社はやっていけないんでしょう、きっと。webを介して書き手(作り手)が直で記事を売ることが出来るようになってもいいと思うけれど、感覚としてはちょっと古いか。web上の文章に金を払う感覚というのはあまりないような気がする。本を買うのは、どこでも気軽に読めるからであって―と紙媒体のインセンティブの話はおいといて、新規参入者を権威付けするメディアとして文芸誌ってのは結局まだ必要なんだなと思いました。特に小説とか評論とか長い物を読んで、「なんだこれは!」てなことになるリスクがあるわけなんで…。